福島建設工業新聞社
2023/04/11
【福島】アドバイザリー業務で公募プロポ/会津若松市が病院跡地利活用へ
福島県会津若松市は、県立会津総合病院跡地を利活用した拠点施設の整備で、DBO方式を想定した民間活力の導入を計画している。11日、利活用事業アドバイザリー業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。業務の中で実施方針の公表や事業者の選定、契約の締結などに必要な各種検討や資料等の作成を行う。今年度後半から2024年度にかけて事業者を選定する方針。
プロポーザルの参加表明期限は5月16日、企画提案書提出期限同24日。6月15日にプレゼンテーション・ヒアリング審査を行い、同月下旬の契約締結を予定している。参加資格は市の入札参加資格登録者。過去5年間に国や地方公共団体が発注するPFI、DBO事業の導入可能性調査かアドバイザリー業務2件以上の履行実績を求める。
病院跡地は城前ほか地内の約2万6000u。メイン機能の子どもの屋内遊び場約800uのほか、子育て支援施設、民間事業者による収益施設、緑地や広場などの整備を想定している。整備事業費は約27億円と試算。27年度のオープンを目指す。
業務内容は@事業実施に必要な事項の整理、検討A実施方針、要求水準書の作成支援BVFMの条件精査や算定C事業者募集要項の作成支援D事業者の提案の審査支援−など。委託期間24年12月27日まで。委託限度額3723万7000円(消費税込)。