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　福井県知事選挙が９日、投開票され、無所属現職の杉本達治氏（６０）＝自民、公明、立憲民主党推薦＝が、２期目の再選を果たした。
　福井市中央３丁目の選挙事務所で、杉本氏はまず、支援者に心から感謝とお礼の気持ちを表した。その上で、北陸新幹線の敦賀以西は「新幹線は線であり、その効果を県全体の面に拡大へ。（大阪まで全体の）残り２割の区間だが、日本の将来を左右するほど、絶対に必要。小浜ルートで、これしかない。認可、着工の一日も早い実現を」と要望。国家プロジェクトの位置づけで、（事業主体の）国と機構に強く求めた。
　原発の使用済み核燃料保管中間貯蔵施設の県外候補地確定は、「関電が約束を守り（年内確定）、一日も早く明確にしてほしい」と強調した。
　翌１０日には、県庁で記者会見を開き、有言実行を旨とし、「知事の仕事とは、県民の心を一つにし、県社会の全体で壁を乗り越え、外へ大きく発信していくこと」と、県政の前進に、改めて意欲を示した。