県総合企画部は10日、「空き公共施設等を活用した企業誘致促進事業業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。県北東部から南部地域においては今後も人口減少が見込まれ、新規の企業立地が進みにくい状況となっていることから、小学校や幼稚園などの空き公共施設等を活用し企業誘致を促進することで、地域の「しごとの場」を創出。地域経済の活性化につなげていく。委託料の上限は600万円。委託期間は、契約締結日から2024年3月15日まで。
業務の対象地域は、銚子市、館山市、茂原市、東金市、旭市、勝浦市、鴨川市、君津市、富津市、八街市、南房総市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、大網白里市、栄町、神崎町、多古町、東庄町、九十九里町、芝山町、横芝光町、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町を中心とした、空き公共施設等の活用を希望する市町村。
業務内容は、進出可能性のある企業発掘調査、空き公共施設の利活用推進に係るイベントの開催、空き公共施設に関心のある企業などに対する専門家の派遣。
主に、委託先の保有するネットワークと2000社程度を対象とする企業向けアンケートにより立地の関心度やニーズを把握し、進出可能性のある企業発掘調査を実施するとともに、過年度に発掘した企業500社程度のフォローを行う。
さらに、これらの取り組みにより発掘した企業と市町村のマッチングを、県の主導により100件程度実施する。
応募資格は、県の物品等入札参加資格(委託)を有し、業務の実施に必要となる措置を適切に遂行できる体制を有していることなど。
今後は、19日までの質問受付期間、24日までの企画提案書受付期間などを経て、5月中旬の選考委員会においてプレゼンテーション審査を実施する。