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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/04/10

【埼玉】県電業協会 新入社員研修に34人参加

 埼玉県電業協会(積田優会長)は4日から6日の3日間にわたり、さいたま市内の埼玉建産連研修センターで2023年度新入社員研修を開いた。本年度は会員企業に入社した34人が出席し、初日はビジネスマナーに関する講義、残る2日間は労働安全衛生法に基づく雇入れ時安全衛生教育が行われた。
 同協会は一企業では難しい初期重点教育をサポートすることで、社会人として第一歩を踏み出す会員企業の新入社員教育を手助けしている。
 開講式で、同協会人材育成委員会の佐野雄一朗委員長は「われわれ電業協会68社に本年は34人の新入社員に集まっていただいた。皆さんが入社された会社は各地区を代表する電気工事会社。会社は異なるが皆さんが同期と思っていただき、切磋琢磨して、いろいろな技術やお客様との関わりなど覚えていただき、先輩になった後は後輩にも教えられるように成長してほしい」と期待。続けて、2日目から行う雇入れ時の安全衛生教育について、「安全の基本を学んでいただく。安全に仕事をして無事に家に帰るまで、安全を心掛けていただく。建設業は安全に対し高いレベルで対応しているが、それはルールを守ることで皆さんの身が守られている。そうしたことをしっかりと学んで、会社に持ち帰ってほしい」と呼びかけた。
 初日はビジネスマナーの基本と社会人意識を身に付ける講義をSUGIコーポレーションの杉本直鴻氏が務め、ビジネスの基本や社会人としてのコミュニケーションを指導した。
 2日目以降は安全衛生教育を指導。ケイ・教育企画サポート事務所の小泉一夫所長が講師を務め、現場配属前の座学を中心に作業開始時の点検、事故発生時における応急措置の方法などを伝えた。
 なお、最終日の6日には閉講式が行われ、受講者に修了証書が授与されたほか、安全衛生手帳も交付された。