日本工業経済新聞社(群馬)
2023/04/07
【群馬】前橋市が総合運動公園で工事を継続
前橋市は拡張整備を進めている前橋総合運動公園(荒口町437−2)について、2023年度も事業を推進する。第2球場と多目的グラウンドを対象に、どの程度の工事を発注するか検討を進めており、まとまり次第、入札準備に移りたい考え。並行して、クラブハウスの設計業務委託も予定。上期内に一般競争入札で委託する方針。当初予算には、整備工事費1億6850万円、設計委託料450万円を計上した。
前橋総合運動公園の拡張事業は、既存公園東側14・6haで整備を計画。北側から駐車場、第2球場、多目的グラウンド、多目的広場の整備を計画している。
23年度の工事は第2球場と多目的グラウンドを対象に、施工内容を詰めているところ。第2球場では、施設西側でアスファルト舗装の園路整備と球場内の芝張りを予定。
多目的グラウンドは約2万3000u規模で、現在は更地となっている。施工内容として造成を想定している。
施工箇所ごとに発注を分割するか、一括するかなどもこれから決める。第二野球場園路ほか設計業務はオウギ工設(前橋市)が作成した。
23年度に設計を委託するクラブハウスは、拡張した駐車場敷地内への整備を予定。現在も施設規模の精査を進めている。現段階では200〜300u規模を想定しており、設計の中で詳細な規模を詰めていく。
これまでに最北部の駐車場での工事が完了し、その南側にある第2球場の整備が進んでいる。22年度は第2球場の審判控室棟新築工事を中工務店(前橋市)が3月に受注。規模はRC造一部S造、2階建て、延べ床面積189・47uとなっている。この他、公園園路広場整備工事や排水施設整備工事、給水設備整備工事、電気設備整備工事なども発注している。審判控室棟の基本・実施設計業務については、高橋建築設計事務所(前橋市)が担当した。
今後、工事が本格化することとなる多目的グラウンドの詳細な整備内容は、これから詰めるとしている。そのさらに南側には約3万u規模の多目的広場の整備も控えており、広場内にどのような施設を設置するかなどは未定としている。