建設新聞社
2023/04/07
【東北・岩手】14日まで参加意向申請/盛岡市が内丸プランの素案作成
盛岡市は、公募型プロポーザルとなる「内丸プラン(仮称)素案作成業務」の手続きを開始した。参加意向申請書の提出は今月14日まで、提案書の提出は同27日まで。担当は都市整備部都市計画課となる。
参加資格は▽2022・23年度盛岡市建設関連業務委託契約競争入札参加資格を有し、盛岡市建設関連業務委託登録名簿の「土木関係コンサルタント業務甲、乙、丙」に登録している者▽建設コンサルタント登録規程の「都市計画および地方計画部門」の登録を受けている者▽過去5年間(18年4月1日から23年3月31日まで)において、東京都区部(特別区)、政令指定都市または中核市が発注する同種(地域(地区)のまちづくりガイドライン、地域(地区)整備 指針の検討・計画、地区レベルの土地利用計画、市街地整備計画、景観・都市デザイン、交通計画等に関する業務)または類似(都市・地域経営、プロジェクトマネジメント、エリアマネジメント等に関する業務)した業務を受注した実績を有する者−などの要件を全て満たす法人または団体。
盛岡市役所本庁舎などが立地する市中心部の内丸地区は社会経済活動の中枢を担う地区として機能してきたが、築50年を超える建物群への対応や、隣接する岩手医科大学および附属病院の総合移転に伴う大規模な跡地の利用など多くの課題が露呈してきており、再整備が都市構造上の重要な課題となっている。
同地区のあるべき将来像と、その実現に向けた方向性をまとめた将来ビジョンを昨年3月に策定。並行して都市構造に関わる定量的な分析に基づく再整備の方向性や課題に関する基礎的な調査を実施している。
今回の業務は、再整備に向けた事業化の推進を目的とし、これまでの調査などに基づき内丸プランの素案を作成するものとなる。
業務内容は▽再整備基本計画に関する検討の具体化▽中心市街地全体の活性化および都心機能の向上に関する有効施策検討の具体化▽検討会議等の運営支援・市民参加イベントの企画運営▽内丸プラン(仮称)素案作成−の4項目。
内丸地区および河南、大通・菜園・盛岡駅周辺、盛岡南などの各地区における土地利用特性などを踏まえ、土地利用方針や都市空間デザイン・機能配置、将来像などを設定するほか、具体的な施設の更新の事業手法の立案・概算事業費を算出し、事業化に当たっての実現化方策を整理するとともに、再整備に向けたロードマップを作成する。
委託期間は24年3月18日まで。提案上限額は1971万6000円(税込み)。
提供:建設新聞社