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建設経済新聞社
2023/04/07

【京都】全面改築の向日が丘支援学校 令和6年度からの建設工事見据え、既存校舎解体へ

 京都府教育委員会は、現地で全面改築を行う府立向日が丘支援学校について、令和6年度からの建設工事を見据え、5年度に既存校舎の解体工事に着手する。
 長岡京市井ノ内朝日寺の市街化調整区域にある向日が丘支援学校は、築約50年が経過し、施設全体の老朽化と近年の生徒数の増加傾向や特別支援教育の方針に伴う教室不足等により、校舎を改築する計画。
 新校舎はRC造2階建一部3階建、延1万3184・2u。校舎改築工事の基本・実施設計は内藤建築事務所(京都市左京区)。
 府教委は、令和5年度当初予算に向日が丘支援学校校舎等整備費5億4854万円を計上するとともに、2億円を限度額とする債務負担行為を設定。
 改築工事期間中の仮設校舎となる旧済生会京都府病院施設の改修工事を今夏頃までに完了させ、移転を経て既存校舎の解体工事にとりかかる。
 解体工事は第2四半期(7〜9月)に入札する。工期は7ヵ月。JV方式を採用する。解体設計は一級建築士事務所吉村建築事務所(京都市左京区)。
 令和5年度は埋蔵文化財調査にもとりかかる。
 令和6年度は、解体工事、埋蔵文化財調査を継続して進めた上で、6年度中に改築工事の契約を行い、6〜8年度に改築工事を進め、9年度に仮設校舎から新校舎に移転する予定。