【相模原】芙蓉総合リース(東京都千代田区麴町5ノ1ノ1)は、SWCC(川崎市川崎区、旧昭和電線ホールディングス)の相模原事業所内の敷地約3万3000平方bを賃貸し、物流倉庫を中心とした複合施設「南橋本4丁目プロジェクト」を新築する。計画の統括と設計・施工は大和ハウス工業(大阪市北区)が担当。2024年1月から既存施設の解体を進め、26年7月の完成を目指す。
規模は5階建て延べ約8万平方bを想定。主用途のマルチテナント型物流倉庫の他、5階の一部には約5000平方bのインキュベーションセンターを設けてスタートアップ企業を誘致する方針だ。また、相模原事業所の従業員や地域住民向けに託児所を整備する。
建設地は相模原市中央区南橋本4ノ1ノ1。事業所全体の敷地11万5000平方bのうち南側の3万3000平方bについてSWCCと定期借地権設定契約を結ぶ。
解体する既存建物の規模は鉄骨造2階建て延べ1万2549平方b。また、建設地のうち約1万4000平方bはグラウンドとなっているため、造成工事も行う。
SWCCは事業所の再編と集約を進めており、今回の開発計画により遊休地となった敷地を有効に活用するとともに、インキュベーションセンターを利用することで新事業の創出などを狙う。
提供:建通新聞社