名古屋鉄道(名古屋市中村区)とUR都市機構中部支社(名古屋市中区)、津島市の3者は、3月に「まちづくりに関する包括連携協定」を結んだ。同協定は、名鉄津島線の津島駅を中心とした再整備に向けたもの。2028年度をめどに開発を計画しているものの、具体的な取り組みについて、名古屋鉄道は「検討中」としている。
3者は今後、▽コンパクトシティ・プラス・ネットワークの都市拠点の実現▽地域の魅力を発掘・発信する地域ブランディング戦略▽定住人口や交流人口などの拡大に向けた都市基盤の開発▽持続可能な地域公共交通の構築▽その他、鉄道と連携したまちづくり―の5項目に関して連携する。
津島市が2022年度に公表した「津島駅周辺まちづくり構想」によると、津島駅を中心とした再整備(都市拠点の形成)は、津島駅の西側エリアで計画。同駅と津島神社をつなぐ天王通りと、この通りに交わる本筋通りを軸に、エリア全体を▽駅周辺エリア▽歴まちエリア▽神社公園エリア―の三つに分け、それぞれの土地の特色を生かした開発を目指す。
提供:建通新聞社