国交省23年度予算の「箇所付け」を受けて、県土整備部は5日、補助・交付金の道路事業をまとめた。予算総額は162億4300万円で、前年度(164億7100万円)に比べて1・4%減。県道若桜下三河線は「岩屋堂トンネル」に着工する。
予算概要は、補助の地域高規格道路は倉吉関金道路15億9900万円、北条JCTに12億8600万円など5カ所に計57億1900万円を投じる。
補助の通学路安全対策は11億1900万円、さらに補助街路の通学路対策では両三柳中央線改良や大工町土居叶線の大宮橋歩道拡幅などに10億9300万円を充てる。
社会資本整備総合交付金は、広域連携で網代港岩美T線の「田後大橋」上部工に着手するほか、船上山赤碕線・大石工区改良などの推進に4億3600万円。国道改築は180号福長―菅沢工区改良に8600万円を注ぐ。
防災・安全交付金の県道改築は12億3200万円。鳥取鹿野倉吉線・高住―良田工区を継続して促進し、若桜下三河線は岩屋堂トンネル・延長187bの着工準備を整え今夏に入札する。
県予算は知事選があるため骨格編成となっており、同部は骨格予算の範囲内で近く各発注機関に予算配分する。また、県予算を上回った今回の国認証額は「6月補正」に要求し、実質的な23年度当初予算を固める。
日刊建設工業新聞