秋田市千秋久保田町の旧ホテルハワイ駅前店跡地に建設される分譲マンションの施工者が鉄建建設・沢木組特定建設工事JVに決まり、今月中に着工する。完成予定は7年12月。建築主は、タカラレーベン株式会社東日本支社(宮城県仙台市青葉区中央2−2−10、原忠行支社長)を代表者とする秋田市千秋久保田町地区再開発ビル建設協議会。長年、廃墟となっていた旧ホテルは昨年10月に解体工事を終え、マンションが完成すればJR秋田駅周辺の新たな景観が形成される。
旧ホテルハワイ跡地は面積2,880.44u。「レーベン秋田 千秋久保田project」として新築する分譲マンションは鉄筋コンクリート造20階建て、延べ床面積13,000.36uで、住戸数は129戸。134台の駐車場も設ける。設計は空間創造社・環境計画実施設計JVが担当した。物件の販売名称はまだ決まっていない。
タカラレーベンは平成29年、本県1号物件の「レーベン秋田 THE MID TOWER」を建設。2号物件の「レーベン横手 THE MID RESIDENCE」に続き、JR秋田駅前の秋田オーパそばに建設した「レーベン秋田駅前 GRAN LIVERA」も完売している。本県の物件としては今回の千秋久保田で4棟目となる。
建設地周辺では近年、旧県立美術館を改修した秋田市文化創造館や、あきた芸術劇場ミルハスなどがオープンしたほか、他事業者によるマンションやホテルの建設計画が相次いでいる。秋田市も「中心市街地活性化プラン」を策定してコンパクトシティを推進するなど、官民による秋田駅周辺の活性化に注目が集まっている。
提供:秋田建設工業新聞