大垣市は、2023年度の新規事業として八島町にある北公園の再整備に着手する。
公園内にある老朽化した施設や未供用区域の課題を整理。長寿命化計画を策定するとともに、将来の整備に向けた方針などを盛り込んだ基本構想を策定する。
業務は指名競争入札で早ければ5月にも発注する予定で、23・24年度の2カ年度で成果をまとめる。事業費は900万円(債務負担行為24年度限度額600万円を設定)を計上している。
北公園の開園面積は4・92f(計画面積8f)。開園内には野球場、陸上競技場、相撲場の他、大垣市青年の家がある。また、開園外の都市計画区域内には北地区センターや北幼保園がある。
野球場は夜間照明・スコアボード(LED)・放送設備を完備した収容人員約8000人の本格的な球場で、全国高校野球大会の予選会場としても使用。陸上競技場は1周300bの全天候型、相撲場は屋根付で公式試合が開催される。
1961年の開園以来、度重なる改修を行ってきたものの、各種施設の老朽化や各種競技の大会開催時における駐車場不足、未供用区域の活用などが課題となっている。市は、施設の現状把握および公園施設全体の長寿命化計画を策定することで、開園外区域も含めたゾーニング、来場者のアクセス性向上を計画的に行っていく考えだ。
提供:建通新聞社