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　県総合企画部は４日、「新たな産業・地域づくりに関する基礎調査業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。国内外の情勢変化に対応しつつ、20年、30年先を見据え、成田国際空港周辺、かずさアカデミアパーク、幕張新都心、柏の葉、未開通区間を含む北千葉道路沿線、東京湾アクアライン着岸地周辺など県の経済をけん引していくことが期待される地域や成長が見込まれる産業分野に新しい投資を呼び込むことが求められている。そこで、業務において将来を見据えた産業の誘致・創出に向けた検討を行う際の基礎資料とすることを目的に、産業・地域づくりに関する現状の調査分析、民間投資に関する分析、企業動向などの把握を実施し、理想的な将来像の整理などを行う。
　委託料の上限額は２９９７万３５４３円。委託期間は、契約締結日（５月中旬）から２０２４年３月15日まで。
　業務の内容は▽産業・地域づくりに関する現状の調査分析＝都市機能の現状調査、首都圏における優位性の比較▽民間投資に関する分析＝今後の成長が見込まれる産業分野などの調査、他地域における先進事例の研究▽企業動向などの把握＝立地意向アンケート調査、有識者・国・民間企業などへのヒアリング▽理想的な将来像の整理▽アドバイザーの選任・各種調整・報酬などの支払い――となっている。
　民間企業などへのヒアリングにおいては、民間投資の動向や対象地域における開発可能性などを把握するとともに、県の考え方や取り組みを広く認知させることを目的として、デベロッパーや企業などに対してヒアリングを実施する。
　また、各種調査・分析結果を踏まえ、対象地域における理想的な将来像を整理するとともに、実現に向けて必要な仕組み、条件、支援制度などの環境を詳細に分析する。
　企画提案の応募資格は、県の物品等入札参加資格（物品または委託）を有し、請負業務の実施に必要となる措置を適切に遂行できる体制を有していることなど。
　今後は、10日に行う業務説明会の参加申し込みを７日まで受け付ける。質問書の提出を12日、また企画提案書の提出を19日に締め切り、21日に書類選考の結果を通知する。書類選考では、４月下旬に開く選定委員会において審査対象となる提案者を５者選出。選定委員会においてプレゼンテーション審査を実施し、委託候補者を決定する。