日本工業経済新聞社(群馬)
2023/04/04
【群馬】キャンプ場の拡張整備 デッキサイトやサニタリー棟建設
神流町が新たなアウトドアの拠点施設として整備した、みかぼ高原オートキャンプ場(生利2212−5)エリア内に、デッキサイトやサニタリー棟、Wi−Fiエリア、ソロサイト、自然体験サイトを整備する。建設工事設計監理業務と造成工事設計監理業務をそれぞれ第1四半期、建設工事や造成工事、Wi−Fiエリア整備工事は第2四半期の発注へ準備を進める。
当初予算には建設工事設計監理業務委託料と造成工事設計監理業務委託料を合算した830万円を計上。建設工事費、造成工事費、Wi−Fiエリア整備工事費については、3工事合わせて1億850万円を確保している。デッキサイトやサニタリー棟、Wi−Fiエリア整備は、デジタル田園都市国家構想交付金地方創生推進タイプ(先駆型、横展開型、Society5・0型)を活用して行う。ソロサイト、自然体験サイト整備は町単独事業で実施する。
デッキサイトなどは、みかぼ高原オートキャンプ場東側斜面に整備する。具体的には木製デッキを使用した野外ワーケーションエリアを8区画設ける他、電源やWi−Fiの設置を行うことで、ワーケーションだけでなく、配信イベントなども可能とする施設環境を提供する。
サニタリー棟は、区画増加に伴う受け入れ体制の強化を図るため設置。利用者が使用しやすい環境整備を行うことで、長期滞在者をターゲットとした仕組みを構築し、平日や閑散期の利用客数増加を目指す。
ソロサイトと自然体験サイトは造成工事を行い整備する。ソロサイトは、近年のアウトドアブームとともに増加しているソロキャンパーに対応するため配置。みかぼ高原オートキャンプ場を訪れる客の15%をソロキャンパーが占めており、静かな環境を望むソロキャンパーも多いことから専用のテントサイトを設ける。
自然体験サイトについては、若い世代を中心にサバイバル的なスタイルが注目されていることから、地形や樹木などの自然を極力活かした管理されている自然エリアとして体験コンテンツとも連携した整備を行う。この他、駐車場や道路舗装も実施する。