国の23年度予算成立に伴い、国交省は県内の直轄・補助事業の実施カ所を盛り込んだ「箇所付け」を公表した。26年度開通を目指す北条道路に77億9600万円を重点配分。また、通学路安全対策に28億円を付けた。
北条道路は下部工の建設を推進するほか、上部工など既発注の支払い義務額を配分。さらに関連する国道313号北条倉吉道路(延伸)(=北条JCT)に12億8600万円、倉吉関金道路に15億9900万円を内示した。
通学路安全対策は、県事業に22億円ほか市町村事業に5億9000万円を手当て。直轄では新規カ所に国道9号白兎歩道と国道53号布袋歩道、国道9号陰田町交差点他改良を挙げ、それぞれ調査費1000万円を付けた。
河川は千代川水質改善(江津〜湯所町)で底泥の除去に1億4000万円、小鴨川(耳地区)は河道掘削に1億8100万円を投入する。
直轄砂防は西尾砂防堰堤や添谷2号砂防堰堤など11カ所に12億6500万円、県が実施する補助砂防は佐陀川に4800万円など27カ所に12億2400万円を充てた。
港湾は境港の岸壁舗装と防波堤に2億9000万円、鳥取港は航路の付け替えに伴う第1防波堤の被覆・根固め工に1億0100万円(直轄事業)、第2防波堤のかさ上げに9000万円(県事業)を内示した。
このほか空港整備は、鳥取空港の滑走路端安全区域(RESA)整備と照明更新に2億7600万円、米子空港はエプロン部の舗装改良に6億9100万円。
また、交付金事業は社会資本整備総合交付金に98億1600万円、防災・安全交付金151億6800万円の計249億8400万円を配分した。
日刊建設工業新聞