北陸電気保安協会(本店・富山市桜橋通り、須河元信理事長)が計画する「総合技術開発交流センター及び本店ビル新築工事」の起工式が3月31日、富山市東田地方町の建設地で開かれた。式典主催は工事施工者の日本海建興。完成は2024年3月末の予定。
工事の順調な進捗と無事安全を祈願したもので、関係者25人が参列。地鎮の儀では須河理事長が鎌入れ、日本海建興の山田仁史社長が鍬入れ、北電技術コンサルタントの橋本学社長が鋤入れを行った。また、関係者がそれぞれ玉串を捧げ、工事の安全を祈った。
式典後、須河理事長は、「新ビルは、高圧受変電設備等の研修設備や80人収容可能なホール、PR展示スペース、地域の方々も利用できるEV急速充電器を配置し、省エネ・創エネ技術の採用による「Nearly ZEB」の認証取得を目指している。建物の耐震性能2類を確保し、非常用予備発電機の設置、防災備蓄品の配備により、防災対策拠点として整備する」と述べた上で、「工事関係者の皆様には、安全管理に十分配慮いただき、工事の無事とともに素晴らしいビルが建設されるようお願いしたい」と話した。
計画は、現行の総合技術開発交流センターと本店を、東田地方1丁目2番2に移転。職員の技術力向上や新技術への対応、北陸地域の電気人財育成を通じた地域貢献による地域に開かれたセンターの構築と、機能強化や働き方改革実践に向けた本店を整備するのが狙い。規模はS造4階建て延べ約4200平方メートル。設計・監理は日本海建興・北電技術コンサルタントJV、CMが明豊ファシリティワークス、施工は日本海建興が担当。