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　高知県土木部は３月22日、Ｐａｒｋ―ＰＦＩ制度を活用した五台山公園整備に向け、ミタニ建設工業（高知市）を代表法人とする「五台山みんなのよりどころプロジェクト」（仮）を設置等予定者に選定した。構成員はフクヤ建設（高知市）と宮地電機（高知市）。公募には２者が参加し２００点満点で審査した結果、同者が次点者を５点上回った。
　提案によると、旧展望台周辺の五ノ台エリア（最大０・６�f）を対象に事業者が整備し、完成後も運営・管理する公募対象公園施設を設置する。想定規模は鉄筋コンクリート造平屋７１０平方�b。施設内容はレストランや物販店、展望テラスなど。運営期間は20年間。６月までに協定を結び、２０２３年度末までに民間事業者による設計を進め、24年度に工事を行い、25年度のオープンを目指す。
　また、周辺の旧鹿園エリア（最大３�f）に特定公園施設（整備完了後は県が維持管理を担当）を設ける。主な整備内容として、園路改修約１００�b、照明整備11カ所、案内板２カ所、東屋１カ所などを予定している。
　土木部の荻野宏之部長は「選定事業者の提案は、エリア全体の公園利用や麓からの景観などに配慮されていた。今後進められる詳細な事業計画の策定などにあたって、県と事業者で十分な協議を行っていく。再整備により魅力が向上した五台山公園が県全体の観光振興に寄与すること期待する」と話した。
　五台山公園にあった展望施設は老朽化や耐震性不足のため22年４月に閉鎖。県では、その跡地を含む五台山公園の整備に当たり、Ｐａｒｋ―ＰＦＩ制度を活用して、民間事業者のアイデアと経営ノウハウによる設計施工・管理運営を行う。
　提供：建通新聞社