国土交通省は30日、2023年度予算に向けた個別公共事業評価として、直轄事業等の新規事業採択時評価の結果を公表した。北陸地方整備局の「敦賀港鞠山南地区複合一貫輸送ターミナル整備事業」は、総事業費185億円を見込む。
事業期間は23年度から27年度までの5年間を予定する。
同事業では、岸壁(水深9メートル)(耐震)220メートルおよび、ふ頭用地4・8ヘクタールの整備を実施。ふ頭用地については、福井県が事業主体となる。
今回の事業によって、内航ROROの大型化に対応するとともに、ユニットロード貨物の取扱いを鞠山南地区に集約し、ふ頭再編を行うことで、地域産業の競争力強化を図る。また、耐震強化岸壁として整備することにより、サプライチェーンの強靭化、災害対応力の強化を図る。