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日刊建設タイムズ社
2023/03/31

【千葉】新年度に基本計画/若葉図書館等の移転複合化/千城台南小跡地で3棟集約/千葉市

 千葉市は、千城台南小学校の跡地2万64uにおいて、若葉図書館と千城台公民館の複合化施設の建設、千城台東第一保育所および特別養護老人ホーム「和陽園」の移転建て替え、共用駐車場の整備を計画している。複合化施設に関しては、2023年度に再整備基本計画を策定し、24年度に基本設計をまとめ、25年度に実施設計に着手。和陽園、共用駐車場とともに、早ければ27年度の供用開始を目指す。また、千城台東第一保育所は、建て替え実施計画に基づき、跡地のうち3000・5uにおいて先行して整備する。
 建設地は、若葉区千城台南1―19―1の千城台南小学校跡地。施設整備に際して余剰地が発生した場合は売却を検討する。
 千城台南小学校は4月、千城台旭小学校と統合し、「千城台みらい小学校」となった。若葉区千城台東3―18―1にある千城台旭小学校の校舎を使用するため、学校施設としての役割を終えた千城台南小学校の校舎を解体し、跡地活用を図る。校舎解体工事は、シンコー・鵜沢建設JVが担当しており、23年度の完了予定。
 建て替え規模などは「千城台地区学校跡施設の活用素案に対する回答書および意見要望書」を踏まえ、▽複合化施設=2階建て、延べ床面積2000u程度▽千城台東第一保育所=平屋建て、床面積1000u程度、定員130人程度▽和陽園=2階建て、延べ床面積2700u程度――を想定している。
 若葉図書館と千城台公民館は、若葉区千城台西2―1―1に所在。敷地面積は1200u。建物は▽若葉図書館=RC造2階建て、延べ床面積1146・91u、1974年8月1日建築▽千城台公民館=RC造2階建て、延べ床面積1033・88u、72年6月1日建築。
 跡地については、隣接する千城台コミュニティセンターの第1・第2駐車場(76台)および休憩スペースとして使用。その後、千城台コミュニティセンターの建て替え用地としての活用も視野に検討していく。
 なお、千城台コミュニティセンターは、若葉区千城台西2―1―1にあり、敷地面積7485・1u。若葉文化ホール、千城台市民センター、青少年サポートセンター東分室の複合施設で、RC造3階建て、延べ床面積2795・16u、91年3月20日の建築。
 千城台東第一保育所の整備・運営事業者については、7〜8月の決定に向け、6月2日までの期間で社会福祉法人および学校法人の募集を行っている。事業者と30年間の定期借地権契約を結び、年間120万7209円で土地を貸し付ける。
 事業者は2024年4月に新園舎建設工事に着手し、25年2月に完成させ、4月に開園する予定。既存園舎解体工事は、同月の着手を見込んでいる。
 現施設は若葉区千城台東2―8―1にあり、敷地面積2652・6u。建物はRC造2階建て、延べ床面積1022・19u、1972年3月31日の竣工。定員は180人(3歳児未満60人、3歳児以上120人)。外壁、床面、天井、電気設備、給排水設備の老朽化が進行している。
 和陽園の移転建て替えに当たっては、施設整備費補助や整備・運営主体に関する検討を経て、基本計画を策定する。
 現施設は若葉区千城台南4―13―1に所在。敷地面積は1万3212・99u。建物はRC造2階建ての既存棟、S造2階建てのユニット棟で構成し、延べ床面積5520・22u。72年10月1日の開所。定員は56人(うち短期入所6人)。設置・運営主体は、千葉市社会福祉協議会。k_times_comをフォローしましょう
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