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　河内長野市は、南花台地区施設一体型小中一貫教育推進校の第１期整備として、南花台中学校の普通教室棟３棟の改修と普通教室棟、エレベーター棟、配膳棟の３棟の増築工事を一括して一般競争入札で４月に公告する。２０２３年度当初予算に工事請負費９億４２００万円、工事監理費２０００万円を盛り込んだ。第２四半期には南花台中の特別教室棟の改修工事に係る設計業務も一般競争入札で公告。23〜24年度の債務負担行為として限度額１３００万円を設定した。
　同推進校は、南花台小と南花台中を統合。南花台中の施設を活用する。改修では普通教室棟３棟の屋根や外壁、内装などの長寿命化改良工事を実施。増築では普通教室棟、エレベーター棟、配膳棟の３棟を設ける。24年４月の開校を目指す。現在、設計を中尾建築事務所（泉佐野市）が５月末の納期で進めている。
　改修する３棟の合計規模は、鉄筋コンクリート造３階建て延べ２８１９平方�b。増築する普通教室棟は鉄筋コンクリート造３階建て延べ１７７平方�b、エレベーター棟は鉄骨造３階建て延べ１２３平方�b（11人乗り）、配膳棟は鉄骨造平屋78平方�b。
　特別教室棟は鉄筋コンクリート造２階建て延べ２７００平方�bで、改修工事を24年６月〜25年３月末で進める。所在地は南花台６ノ６ノ１。
　９月には第２期整備として、南花台第10公園の跡地に新設する第２運動場と南花台放課後児童会施設の工事を一般競争入札で公告する。６月補正予算に工事費を計上する。児童会施設の規模は鉄骨造平屋４８０平方�b。運動場の整備面積は検討中だ。設計は器設計（大阪市中央区）が担当。委託期間は８月末まで。
　この他、駐車場や駐輪場の整備、道路側溝改修や既存屋外公衆トイレの解体撤去も実施する。場所は南花台６ノ５。
　同市では、19年に「河内長野市学校のあり方の方針」を策定。校舎の老朽化や児童生徒数の減少の課題に適した学校施設を配置し、計画的な維持管理を行う。南花台小の跡地活用については今後検討していく。