半導体製造装置向けの機器製品などのCKD(愛知県小牧市、奥岡克仁社長)が小松市正蓮寺町地内で計画の「CKD北陸工場建設工事」の地鎮祭が28日、現地で関係者が出席して行われた。2024年1月末の完成を目指す。
今回は日建設計コンストラクション・マネジメントのCM方式による技術提案で、設計・施工ともに清水建設北陸支店に決定した。
建設規模はS造2階建て延べ2万2410平方メートル(建築面積1万2140平方メートル)。高さは17・25メートル。建設場所は同市正蓮寺町セイ谷1番1他で敷地面積は7万2568・91平方メートル。土地と建物を含めた投資額は約120億円(昨年7月時点)を見込み、稼働時の従業員数は約300人を見込んでいる。
北陸工場では、半導体関連機器分野における今後の需要拡大を見据え、生産体制の強化を図るとともに、東北および東海地域の工場拠点を分散させるほか、災害時のBCP対応を図るため、昨年7月、正蓮寺産業団地への進出を決めた。
新工場は「人に寄り添い、環境と調和する工場」をコンセプトに、あらゆる再生可能エネルギーの積極的な活用を目指すほか、将来的には、敷地内での増設も視野に入れている。