日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/03/29
【埼玉】第75回全国植樹祭埼玉県実行委員会 第2回総会を開催、テーマやお手植え樹種など決定
第75回全国植樹祭埼玉県実行委員会(会長=大野元裕知事)の第2回総会が24日、さいたま市内の埼玉県県民健康センターで開かれ、大会テーマを「人・森・川 つなげ未来へ 彩の国」とすることを決めた。また、お手植え・お手播き樹種についても了承されたほか、今後の予定が示された。
当日は実行委員114人のうち85人が出席した。冒頭のあいさつで大野知事は「全国植樹祭の開催まで、あと2年余りとなり、具体的な内容を決定していく段階となった。2023年度は、基本計画を策定し、開催意義を知っていただく広報活動などを本格的に展開する重要な年になる。県としては4月1日付で農林部内に全国植樹祭推進課を新設することとした」などと述べ、協力を求めた。
お手植え・お手播き樹種は、植樹・木材利用専門委員会による選考結果が報告され、了承した。それによると、天皇陛下のお手植え樹種はケヤキ、スギ(少花粉)、トチノキで、お手播き樹種はヒノキ(少花粉)、アカシデ。皇后陛下のお手植え樹種はヒノキ(少花粉)、コナラ、ヤマザクラで、お手播き樹種はスギ(少花粉)、イタヤカエデ。招待者記念植樹の樹種はクスノキ、スダジイ、タブノキなど48種から必要数調達可能な樹種を準備することとした。
基本計画は、8月に開催を予定している第3回総会で中間案を報告。来年1月開催予定の第4回総会で審議した後、国土緑化推進機構特別委員会の承認を得て正式に決定する流れ。
2023年度は、式典会場の整備に係る基本設計、植樹会場の整備に係る調査・測量設計、お野立所等仮設構造物の設置に向けた検討を行う。こうした開催事業費には合わせて2065万円を予算化した。