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　近江八幡市は、事業推進している「市立運動公園野球場改修工事」について、昨今の資材高騰傾向を鑑み、事業費の見直しを行っている。
　概算で11億円と試算していたが、最新資材価格を反映すると約数億円の追加が必要なことが判明。適正な工事価格の積算を急ぎ、早期の事業費確定へと進めているところだ。
　発注時期は未確定としているが、当初計画の5月までに業者選定、6月市議会で承認を求めるスケジュールで間に合うと判断した場合、近く公告する可能性もあるとのこと。日程を要すると判断した場合は、9月市議会への上程に間に合うように組みなおす考えだ。
　なお、発注方式は一般競争入札が有力視されており、工期は約15ヵ月程度を想定している。
　同野球場は、昭和54年3月竣工以来、市民野球大会地元スポーツ少年団等の各種大会会場として市民に活用されている。しかし、建設から42年が経過し老朽化が著しいことに加え、25年（令和7年）開催予定の国民スポーツ大会における軟式野球競技会場に内定していることから、競技施設基準に基づく安全性を確保するために同工事を実施することとした。
　整備対象面積は1万3100平方�bで、区域は市街地調整。主な工事内容は▽既存本部席・ダッグアウト・観覧席等の解体▽本部棟の新設▽ナイター照明設備の新設▽内野スタンド・屋根の新設▽フィールドエリアの人工芝生化▽屋外便所・器具庫の整備▽給排水管を含む機械設備・電気設備▽駐車場舗装▽植栽▽埋設配管整備―など。本部棟の整備については、高齢者・障がい者等の移動が円滑に行えるようバリアフリー化を図っていくことに加え、管理人室内に建物全体の監視制御・中央監視ができる設備設置を行う。また、デマンド制御を行い電気のピーク時は空調制御を行える施設を目指す。
　同整備完了後は、市民満足度やスポーツ実施率の向上に向け、各種施策を展開していく。

提供：滋賀産業新聞