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　愛媛県公営企業管理局は「県立今治病院老朽化対策基本計画策定支援業務」の委託先を決める公募型プロポーザルの手続きに入った。大規模改修と建て替えの比較検討を行い事業の方向を固める。一般病床が２００床以上の病院の新築、全面改築に係る基本計画策定業務の実績を持つ単体か共同企業体を対象に３月29日まで参加表明書の提出を受け付ける。４月10日まで企画提案書などの提出を求め、４月中旬のプレゼンテーションを経て優先交渉権者を特定する。
　業務では、病院の規模、施設整備、整備手法などを示す全体計画・全体方針の検討をはじめ、部門別機能や医療機器整備、医療情報システム整備の各方針検討、施設整備計画（計画規模条件や敷地・建物配置、基本計画図、構造計画など）の検討に加え、事業費の算出などを行う。委託料の上限額は税込み２００２万円。
　順調なら４月下旬に契約し、２０２４年３月31日までの期間で作業を進める。
　今治病院（今治市石井町４ノ５ノ５）は、地域周産期母子医療センターを併設し、二次救急、周産期、小児の医療救急、脳血管疾患等の急性期医療や災害医療、感染症医療を提供する今治圏域の中核病院で、一般２７０床（精神50床は休床中）。
　１９８３年に整備し、93年に高度医療のための病棟を増築するなどしているが、築後40年近く経過し建物本体の老朽化が進み、診療機能の制限や患者のアメニティー機能が低下していることから、病院の今後の在り方について検討を進めていた。
　提供：建通新聞社