全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　文化庁京都移転祝賀の集いが26日に京都市内のホテルで開催。岸田文雄首相が出席した。
　岸田首相は「中央省庁の初の本庁の移転。政府としては今回の移転を機に、京都を中心に新たな文化振興に取り組んでいきたい」「京都に文化財の修理の拠点となるナショナルセンターとして、国立文化財修理センターを２０３０年度（令和12年度）までを目途に整備すべく、必要な取り組みを進めていく。また京町の意匠や伝統的な街並み、世界的にも評価の高い近現代建築とその風景など、広く我が国の建築文化の価値を確立する取り組みを新たに進めていく」「２０２５年（令和７年）には大阪・関西万博が開催される。今回の移転を機に、伝統×創造で日本を元気に、という思いで、都倉文化庁長官のイニシアティブの下、京都から食文化や文化観光などを始め、新たな価値を生み出し、広く世界に発信していきたい」「更にこの文化庁の京都移転は、ポストコロナにおける新しい働き方を示すものでもある。テレビ会議システムなどを駆使し、文化庁職員が場所を選ばず柔軟な新しい働き方を進めること、これを期待している」などと挨拶した。
《写真は文化庁京都移転祝賀の集いの様子／首相官邸ＨＰより》。