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建通新聞社(岡山)
2023/03/27

【岡山】岡山県 流域治水プロジェクト 井出川堤防整備など実施

  岡山県は児島湖エリア4水系、西部エリア9水系、東部エリア9水系の二級河川22水系全てを対象にした流域治水プロジェクトをまとめた。「平成30年7月豪雨」をはじめ、水害が激甚化、頻発化していることを踏まえ、流域の国や市町などの関係者が協働し短期(約5年)、中期(約10年)、長期(約20〜30年)に分けて流域全体での水害軽減対策に取り組む。
 児島湖エリアは、県と総社市が短期で砂川と井出川の堤防整備、中期、中長期で笹ケ瀬川、足守川、前川、国府川、倉敷川、六間川、宮川の堤防整備、河道掘削などを進める。また、岡山市と倉敷市、総社市がポンプ場などの新設、機能強化を図る
 西部エリアは、短期で倉敷市と総社市がポンプ場の耐水化、県が土砂流出対策施設の整備など。中期、中長期で県が今立川、新庄川の堤防整備、河道掘削などを実施する。
 東部エリアは、短期で県が土砂流出対策施設の整備、岡山市が雨水貯留施設の新設、中期、中長期で県が幸崎川、藤井川の堤防整備、河道掘削などを実施する。
 県は流域全体での治水を検討する協議会を2021年3月に発足させ、岡山市、倉敷市など14の市町とともに、流域全体で実施すべきハード対策などを検討してきた。

提供:建通新聞社