彦根市は24日、「旧ひこね燦ぱれす施設適正管理計画」を公表。図書館整備基本計画を見直し進めている旧ひこね燦ぱれすを「(仮称)中部館」として図書館化するにあたり、必要な規模・機能を確保し長寿命化に優れている「大規模改修と増築を行う」修繕計画を採用し、28〜37年度の10年間で実施していく方針を示した。23年度当初予算には23〜24年度の2ヵ年で基本設計を委託する事業費を措置。
23年度当初予算では、旧ひこね燦ぱれすを(仮称)図書館中部館として整備するため、23〜24年度の2ヵ年で基本設計を委託するため24年度までの債務負担行為で限度額2059万2千円を設定。当年度分予算は211万2千円で、プロポーザル審査委員会開催経費や建築設計検討委員会開催経費に充当。
「(仮称)図書館中部館」(小泉町648―3)は、91年に整備されたRC造2階建、延2267平方b規模の「旧ひこね燦ぱれす」既存棟を大規模改修し524平方b規模の増築棟を整備することで、計延2791平方b規模の図書館化を計画。改修・増築整備の概算工事費約14億円(税込)は24年度策定予定の都市再生整備計画(南彦根駅周辺地区)第2期計画に位置付けることで国庫補助を活用し市費負担は約5億6000万円を試算。
計画策定経過の概算では、建築改修工事(2267平方b)4億1062万円、増築工事(524平方b)3億1440万円、昇降機設備工事(改修1基、増設1基)5951万円、電気設備工事(2267平方b)8135万円、機械設備工事(2267平方b)2億2555万円、外構工事(3030平方b)3027万円、家具工事(2791平方b)1億5450万円を合わせ初期整備費は12億7620万円(税抜)を想定し、この他設計(基本・実施)1億3000万円、工事監理4200万円―等を試算。ひこね燦ぱれす図書館化調査検討業務担当は、八千代エンジニヤリング。
提供:滋賀産業新聞