日本工業経済新聞社(群馬)
2023/03/24
【群馬】上野村の2023年度当初予算
上野村(黒澤八郎村長)はこのほど、2023年度当初予算を明らかにした。地域脱炭素実現に向けた太陽光発電設備導入工事費に3億4092万円、工事に向けた詳細設計委託料へ400万円、公共施設LED化等調査設計委託料には200万円を盛り込んだ。このほか、19年の台風19号で被災した林道上野大滝線の復旧工事費に2億5000万円、4橋を対象とする橋梁補修測量設計積算委託料2629万2000円を計上した。
一般会計の総額は前年度比1・3%増の35億2200万円。普通建設事業費は7億8142万1000円で前年度比18・1%の減となった。
太陽光発電設備導入工事は総合福祉センター(乙父630−1)、かじかの里学園(楢原229)、ヴィラせせらぎ(勝山684−1)の他、上野消防出張所(乙父57−4)や乙父地内の上野グラウンド敷地に建設した健康増進施設の5施設で実施。5施設合わせて約260kWの発電設備を設置する。
太陽光発電設備導入に向けた詳細設計は、太陽光発電設備の設置を希望する一般需要家と、太陽光発電設備導入工事を行う5つの公共施設を対象に行う。
公共施設LED化等調査設計では、設置数を検討する。なお、上野村は村内にあるすべての公共施設においてLED化を計画している。
上野大滝線の復旧工事は、乙父地内の約38m区間で決壊した路面を対象に行う。現時点ではEPS工法による補強土壁工や法面対策工、舗装工を実施し、復旧する予定。
村道上野2−8号線道路改良工事は、楢原地内にある大神楽トンネルに設置されている照明のLED化を実施する。工事費として3500万円を計上した。
村内一円を対象とする村道改良工事費に2000万円、村道維持工事費には3500万を盛り込んだ。
橋梁補修測量設計積算業務は矢弓沢橋、干処田橋、八幡橋、所ノ沢橋を対象に行う。
橋梁補修工事は、楢原地内の矢弓沢橋で行う。断面修復工などを実施する。工事費880万円を確保した。
この他◇林道維持工事費=1700万円◇村道上野2206号線道路防災工事費=1100万円◇トンネル定期点検委託料=1111万円◇天空回廊エリア整備工事費=1584万円−などを盛り込んだ。