日置市は、仮称・リサイクルプラザ整備運営を公募型プロポーザル方式で業者を選定する。事業予定地は応募者が提案。事業方式は民間事業者が必要な資金を確保して要求水準を満たす施設の設計・建設を行い、事業期間が終了するまで施設を保有し、維持管理等運営を行う民設民営方式で行う。施設規模は15t/日で処理方式は提案を求める。募集期間は4月17日まで。
現状は、市町村合併前の1999年4月に竣工したクリーン・リサイクルセンター(鹿児島市入佐町)で処理を実施。老朽化が進み、更新時期を迎えているほか、隣市にあるため非効率な状態を解消するため、民間事業者の経営力と技術力を活用して日置市内に整備する。
参加資格のうち、設計・建設業務の要件は、1級建築士事務所の登録や建築一式で特定建設業の許可があり、総合評定値が1000点以上、一般廃棄物処理施設で建築物の設計・施工を元請け、またはプラントメーカーの一次下請けとしての実績がある者。
維持管理等運営業務には、2008年度以降、15t/日以上の処理能力があるリサイクルプラザ(破砕・選別設備含む)の運転管理業務を元請けで契約し、1年以上実施した実績、業務を行う上で必要な運搬車両等の所有や必要な許認可を取得していることを求めている。
今後のスケジュールは募集後、資格審査を行い4月21日に結果を通知。企画提案書は5月29日が提出期限で、価格等を含めた総合評価の審査、6月下旬に優先交渉者を選定し基本協定を締結する。市議会で審査等を行い9月に契約を結ぶ。施設整備は25年度まで、運営期間は20年とする。
なお、同市では民間事業者と合意した場合には施設を20年以上使用することを想定している。