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建通新聞社四国
2023/03/24

【高知】高知工科大新校舎 内藤JVを優先交渉権者

 高知県公立大学法人は、高知工科大学永国寺キャンパスに建設する「データ&イノベーション学群(仮称)」新校舎の設計者として、内藤・杢建築事務所設計共同企業体(JV)を優先交渉権者に決めた。プロポーザル方式で選定した。
 プロポーザルには4JVが参加。審査委員会では内藤・杢JVの提案について、新校舎に求めている設計要求基準をおおむね取り入れているとした上で「内部は可変性もあり、研究しやすいフロア配置、目的ごとのレイアウトが良く計画されている」「北、西に開けた計画となっており、北側からの動線計画など周辺敷地を意識したデザインとなっている」と評価した。次点は昭和・艸建築設計JVだった。
 同法人では今後、契約を締結し、年内の実施設計完了を求め業務を委託する。その後、建設工事を24〜25年度に進め、26年4月の供用開始を目指す。
 新校舎は鉄筋コンクリート造5階建て延べ約4000平方b。1階は一般が幅広く利用できるエリアで、プレゼンコートや会議室を配置。2階にはグループで討議するスペースや講義スペースを設ける。3〜4階には3回生と4回生、大学院生の研究室、5階には教員室や事務員室を置く計画となっている。1学年当たりの定員は60人で、1回生は香美市の香美キャンパスを使用し、2回生以上が新校舎を使用する。建設地は高知市永国寺町。
 提供:建通新聞社