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滋賀産業新聞
2023/03/24

【滋賀】米原市 福祉センター愛らんどの長寿命化

 米原市は、春照地域の福祉センター「米原市伊吹地域福祉センター愛らんど」について、効率的な管理の一環から施設の長寿命化工事を計画し、23年度当初予算案に事業費2億6400万円を計上した。予算措置が順調にいけば5〜6月をメドに建築・電気・機械の3件に分離した長寿命化改修工事を発注・公告し、施設を使用しながら施工を進め、23年末もしくは23年度中に完了したい考えだ。
 長寿命化改修工事に係る基本・実施設計業務は22年度、計画工房I.T(彦根市)に委託済み(22年6月9日開札)で1月末に完了している。設計業務では、外壁の改修(仕上改修)、内装の改修(床壁天井の仕上、建具、間仕切り)、電気設備の改修、空調設備の改修、給排水・衛生設備の改修―についてそれぞれ基本・実施設計を行った。
 「米原市伊吹地域福祉センター愛らんど」(春照56)は、00年に建てられた、伊吹地域を所管するRC造平屋建、2003・59平方b規模の福祉施設。施設内にはセンター事務所と社会福祉協議会が運営するデイサービスが入居。経年によって雨漏れや外壁・床などの劣化が各所にみられる。
 市では22年度まとめた設計業務に基づき、23年度当初予算に工事予算を措置し、建築本体・電気設備・機械設備の3件分離による長寿命化工事を発注する計画。工事は施設を休館させず段階的に進める「居ながら工事」を基本とし、12月または24年3月に工事を完了し、施設の長期の有効利用を可能としたい考えだ。

提供:滋賀産業新聞