三菱地所(東京都千代田区)は、港区品川町に新設する物流施設「ロジクロス名古屋みなと(仮称)」の開発に向けて、100%子会社の名古屋みなと特定目的会社(東京都千代田区日本橋1ノ4ノ1)を組織した。
同物流施設の規模は、鉄骨一部鉄筋コンクリート造4階建て延べ12万6765平方b。建設地は名古屋市港区品川町2ノ1ノ2他の、6万2386平方b。着工は4月、完成は24年11月を予定。設計はフクダ・アンド・パートナーズ一級建築士事務所(東京都中央区)、施工はフジタ名古屋支店(名古屋市中区)が担当している。
同施設の整備には、同じく三菱地所が特定目的会社を組織して整備した「ロジクロス名古屋笠寺」と同様のスキームを用いる。一方で名古屋みなとは、土地を三菱地所が保有していた名古屋笠寺とは異なり、土地・建物とも名古屋みなと特定目的会社が保有する見通し。
三菱地所の同社への出資額は、3月31日時点で214億円。三菱地所は今後の事業進捗に伴い、同社への将来的な出資総額を432億円と試算している。
提供:建通新聞社