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建通新聞社
2023/03/22

【大阪】大阪メトロ 森之宮新駅の整備費は60億円 

 Osaka Metoroが森之宮で計画する新駅の整備費について、60億円を見込んでいることが分かった。内訳は、既存線路の回送線を営業線に変更するための信号など施設整備に30億円、駅本体の整備に30億円となる。同社は需要予測や建設計画、運転計画などを検討し、国に対する手続きを進める。
 新駅は中央線森ノ宮駅から分岐した地上駅で、森之宮検車場約11・5fの北側に整備する。2028年春の開業を目指しており、大阪城東部地区の回遊性向上を図る。乗降者数は1日当たり7000〜8000人を想定。
 同社は今後、万博開催中に中央線の本数を増やすため、列車の増備とともに森之宮検車場内に13列車分の留置線を整備。万博閉幕後に留置線を撤去し、新駅の整備に着手。新駅までの線路は、森之宮小学校西側から地上に出て検車場に向かう既存線路をそのまま活用する。
 新駅周辺では大阪城東部地区まちづくり事業として大阪公立大学の新キャンパス整備などさまざまな開発が計画されており、新駅南東側の土地約2fではOsaka Metoroが開発を検討。
 また、新駅東側のもと森之宮ごみ焼却工場跡地約1・2fでは大阪市が次世代型駅前空間を整備する。23年度当初予算では利活用検討費として800万円を計上した。