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　県環境生活部は中央博物館について、本館の長寿命化改修・展示リニューアルと、収蔵機能増強を目的とした新棟建設を計画している。20日には、基本計画策定業務委託の公募型プロポーザルを公告した。業務では、２０２０年９月策定の「県立博物館の今後の在り方」、３月策定の「中央博物館機能強化実施方策原案」、博物館法の改正を踏まえ、中央博物館機能強化検討会議および中央博物館機能強化検討有識者会議（仮称）とパブリックコメントなどの内容を反映させ、基本計画書の案を取りまとめる。委託期間は、契約締結日から24年３月22日まで。委託料の上限額は３４３２万３０００円。
　中央博物館は、千葉市中央区青葉町９５５―２に所在。敷地面積は約６・６ha（うち生態園５・３ha）１９８９年２月に開館した。建物は、ＲＣ造地下１階地上２階建て、延べ床面積１万５２５４�u。
　業務内容は基本計画策定支援業務、基本図面などの作成、事業スケジュール案および概算事業費の算出、各種会議への参加、基本計画案策定業務。
　基本計画策定支援業務においては、県民の知の創造拠点、県内の博物館活動の拠点としての役割を強化し機能を果たすために必要となる施設・設備の規模や構成について検討、提案。研究、資料収集保管、展示、来館者サービス、管理運営を含めた計画を取りまとめる。　
　基本図面などの作成で、本館、新棟、生態園、管理施設の敷地配置図と内部配置概要図、基本理念および事業計画に係る概念図、施設外観・施設内部に係るスケッチ・パースを作成。
　事業スケジュール案および概算事業費の算出では、リニューアルオープンまでの事業工程案を作成し、新棟の建設、本館の改修工事・展示リニューアル工事に係る基本設計、実施設計、調査業務について概算事業費を取りまとめる。
　中間報告書を９月29日まで、また基本計画骨子案を12月１日までに提出する。
　プロポーザルの応募資格は、県の物品等入札参加資格（委託）を有し、博物館等の展示・収蔵機能を有する公共施設の整備・運営手法などの検討調査業務の履行実績を有することなど。
　今後は、28日に行う説明会の参加申し込みを27日まで受け付ける。４月12日に質問を締め切り、ホームページに回答を掲載。26日まで提案書の提出を求め、５月上旬以降の審査委員会における提案書およびプレゼンテーション・ヒアリング審査を経て、委託先候補を選定する
　委託先候補との協議が整わない場合は、次点者と協議を行う。
　なお、中央博物館機能強化検討会議は、文化振興課が事務局となり、中央博物館、現代産業科学館、関宿城博物館職員を構成員とした会議で、２０２２年度に設置された。
　中央博物館機能強化検討有識者会議（仮称）は、外部有識者を委員とする会議で、４月設置予定。23年度は３回程度の開催を予定。