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　小松市は、下牧町地内「九竜橋川雨水ポンプ場４号雨水ポンプ増設工事（機械設備工事）」を４億５８００万円で柿本・藤井・松本特定ＪＶに落札した。１０日に事後審査型条件付き一般競争で開札実施し、１４日付で決定した。
　九竜橋川排水機場に洪水用４号ポンプ（計画処理能力４・０３立方メートル／秒）を増設することで排水能力が現況７・５３立方メートル／秒から１１・５６立方メートル／秒となり、従来の約１・５倍にアップする。
　昨年８月の記録的な豪雨に伴う浸水被害を踏まえ、九龍橋川排水区での治水対策の一環となる。今回の概要は洪水用ポンプ設備１台、自動除塵機設備１台、電気設備一式。工期は２４年９月３０日まで。予定価格は４億７２４８万円。
　九竜橋川排水機場は、農業用の排水機場として整備され、梯川に流入する九龍橋川の流域のうち、ＪＲ小松駅から東側の９町内で２６２ヘクタールを排水区としている。この流域では近年、都市化が進み、集中豪雨で道路冠水などの浸水被害を受けている。市街地の浸水対策として雨水ポンプ場を増設し、被害の早期解消を図る。