川崎市は、公共施設で照明のLED化を推進するのに当たり、2023年度は新たに公共施設60施設でESCO事業やリース方式を活用したLED化を実施する。小中学校や市民館など10施設程度をESCO事業、こども文化センターやわくわくプラザ、公園トイレなど50施設程度をリース方式で進める予定で、23年夏から秋ごろにかけてESCO事業の公募型プロポーザルやリースの一般競争入札を公告する見込みだ。23年度当初予算案にはLED化推進事業費として5億3624万円を計上した。
本年度は川崎能楽堂など36施設でLED化に向けた電灯の調査を委託した。このうち35施設では23年度内にLED化を予定している。調査を委託していない施設についても、各施設を所管する部署で電灯の数量を調査するなどして23年度にLED化を実施する。
市では30年までに公共施設内照明設備のLED導入率100%を目指す。23年度内にLED化が計画される施設で予定通り導入が完了した場合、市内の主な公共施設のうち約25%程度でLED化が実現する。24年度以降も引き続き23年度と同程度の施設でLEDの導入を進める。
提供:建通新聞社