高島市上下水道課は、23年度に取り掛かる下水道建設事業を明らかにした。
23年度は、老朽化した下水道施設が将来にわたって施設の機能を発揮できるように朽木浄化センター、真空ポンプ場やマンホールポンプ等のストックマネジメント計画に基づく設備の更新を行う。また、近年の大型台風や局地的な豪雨等により、全国的に下水道施設の被災が発生していることから、防災・減災対策を実施し、浸水等の災害に強い下水道の構築を目指して、朽木浄化センター及び宮ノ前真空ポンプ場の耐震化工事詳細設計に取り掛かる。農業集落排水施設の公共下水道への接続については、武曽地区を施工し、効率的な事業経営を図っていく。
23年度に着手する主な事業は次の通り。
【委託】
▽伊井地区下水道測量調査設計業務委託L1100b
▽朽木浄化センター浸水対策詳細設計業務委託
▽宮ノ前真空ポンプ場浸水対策詳細設計業務委託
【工事】
▽朽木浄化センター反応槽制御盤等更新
▽真空ポンプ場(宮ノ前)電磁流量計更新
▽腐食マンホール蓋更新6ヵ所
▽武曽地区下水道管渠築造工事L750b
▽沢地区下水道制御盤移設1ヵ所
▽舗装本復旧工事(横山地区)A2100平方b
▽汚水桝設置工事、汚水桝設置工事に伴う舗装復旧工事
同市では、公共下水道事業について、事業計画区域内の整備が11年度で概ね完了したあと、公共下水道区域内にある農業集落排水施設を計画的に公共下水道へ接続している。また、朽木浄化センター、真空ポンプ場やマンホールポンプ等の設備は、老朽化対策としてストックマネジメント計画に基づく更新、下水道に接続できない農業集落排水施設は老朽化に伴う計画的な更新がそれぞれ必要となっている。
なお、全体の事業費として、1億4357万円を当初予算案に計上している。
提供:滋賀産業新聞