高知県土木部は、宿毛合同庁舎の移転新築に向け、建築主体の一般競争入札を4月中に公告し、6月議会での承認を目指す。電気設備、機械設備も分離し5〜6月に一般競争入札を公告する。
規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約2400平方b。基本設計の段階より延べ床面積を400平方b以上削減するなど見直しを進めており、3月末納期で実施設計をまとめる。
1階には玄関や車庫、倉庫、作業室などを配置し、2階に幡多土木事務所宿毛事務所、3階に宿毛漁業指導所や会議室が入る。7月に着工し、2024年秋の完成を目指す。
23年度当初予算案には工事費や監理委託料など5億3000万円を計上し、24年度までの債務負担行為として限度額7億7456万円を設定している。
現在の庁舎は南海トラフ地震発生時に津波浸水が想定され、浸水解消後も事務所機能を果たせない恐れがある。そのため宿毛市役所南側の高台に移転する。建設地は宿毛市希望ケ丘2。設計はハウジング総合コンサルタント(高知市)が担当している。
提供:建通新聞社