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建設経済新聞社
2023/03/17

【京都】大宮峰山道路の延長5q 有料道路事業を新規導入 有料投資額案は約15億円

 道路事業の新規採択時に第三者委員会から意見を聴く社会資本整備審議会道路分科会の事業評価部会が15日開かれ、「有料道路事業を活用した道路整備」について報告があった。
 京都関係の内容をみると、山陰近畿自動車道の一部を構成する一般国道312号の宮津天橋立IC〜(仮称)大宮峰山ICのうち、宮津天橋立IC〜京丹後大宮ICは開通済(京都府管理)。大宮峰山道路(京丹後大宮IC〜(仮称)大宮峰山IC)は平成27年度に権限代行による国土交通省の直轄事業として事業化され、整備を進めている。
 京都府は、同区間への有料道路事業導入の意向があるとともに、府が実施した沿線地域への意見聴取や地元説明の結果、地域からも概ね理解が得られており、令和4年12月には京都府議会で道路管理者の同意(京都府道路公社の有料道路事業(山陰近畿自動車道)の実施に係る同意)に関する議決も得られた。
 これらを踏まえ、京都府道路公社による同区間の有料道路事業の導入に向けた手続きが進められているが、このうち直轄事業で整備を進めている京丹後大宮IC〜(仮称)大宮峰山ICの直轄事業と有料道路事業の基本的な役割分担の考え方を整理し、社会資本整備審議会に報告した。
 有料道路事業を新規導入するのは、一般国道312号大宮峰山道路(京丹後大宮IC〜(仮称)大宮峰山IC)の延長5・0q。
 有料道路事業(料金収入)と公共事業(税負担)の組み合わせにより対応する。
 効率的かつ効果的な管理を行うため、日常的なメンテナンスが必要な舗装や設備工事の一部は有料道路事業者(京都府道路公社)が実施。
 手続きとしては、京都府道路公社が令和4年11月に「有料道路事業の実施」許可について、京都府に同意申請を行い、12月に京都府が同意すると回答した。
 有料投資額案によると、約15億円(府区間含み約20億円)を見込む。
 なお社会資本整備審議会では、山陰近畿自動車道の一部を構成し約7・4qの道路整備を行う一般国道178号城崎道路を審議した。