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建通新聞社(中部)
2023/03/17

【愛知】日本ガイシ 新研究開発棟の規模明らかに

 日本ガイシ(名古屋市瑞穂区須田町2ノ56)が本社敷地内で進める「研究開発棟」の新築計画の概要が分かった。延べ床面積は約8000平方b規模。6月中旬から着工する予定で、施工者は未定とした。
 同棟の規模は、鉄骨造地下1階地上4階塔屋1階建て延べ7950平方b、高さ30・7b。建築面積は2018平方b。ウエハーやマイクロヒーターといった半導体関連の製品を開発するため接合・加工設備を導入する他、クリーンルームなどを整備する。
 屋上には、容量約72`hの太陽光発電設備を設置。また、壁面は将来的に、曇りや室内光など低照度下でも高い発電効率を維持できる「ペロブスカイト太陽電池」を設置できるよう設計する考えだ。建物全体で発電したエネルギーは、同社で利用する。
 新研究開発棟の開発に係る投資額は約100億円。2025年1月末の完成、同年6月の稼働開始を目指す。
 建設地は名古屋市熱田区六野1ノ307。同地の用途地域は工業地域。建ぺい率は60%、容積率は200%。
 設計は日建設計名古屋オフィス(名古屋市中区)が担当している。


提供:建通新聞社