千葉市は、千葉中央コミュニティセンター減築大規模改修の発注方式をアーリー・コントラクター・インボルブメント(ECI)に決定した。2023年度第1四半期に実施設計業務とコンストラクションマネジメント(CM)業務を委託。技術協力者の決定に向け、23年度下半期に優先交渉権者を選定する方針だ。24年度までに実施設計をまとめ、25年度に着工し、27年度末までの整備完了を目指す。23年度当初予算で、実施設計・実施設計技術協力・CM業務などに、24〜25年度を期間とする限度額3億2700万円の債務負担行為を定めた。
減築は、現状の地下3階地上10階塔屋2階建て、延べ床面積5万1184・63uを、「地下3階地上4階建て以下かつ容積率400%に収まる規模」とする。整備後は、既存のコミュニティセンターと住宅供給公社など外郭団体のほか、新たに東部(若葉区役所内)と西部(美浜区役所内)を統合した市税事務所、シルバー人材センター(中央区末広3―17―15)、防災普及公社(消防局救助救急センター内)、職員研修所(美浜区役所内)を入居させる。シルバー人材センターの土地は、県に返還する予定。
第1回定例議会代表質問で、中島賢治議員(自由民主党)による質問に大木正人副市長が答弁したもの。
千葉中央コミュニティセンターは、中央区千葉港2―1の面積8244・88uに所在。
建物の建築面積は5650・58u。1974年9月の建築で、用途は公共施設、事務所、ショッピングセンター、駐車場。なお、市の執務室は市役所新庁舎、また、屋内プールを除く体育機能は千葉公園体育館へ移転する。
建築から47年が経過し、外壁や設備機器等の全面的な更新時期を迎えていることから、2021年度に再整備基本計画を策定。引き続き公共公用利用を図るため、減築手法により耐震性を確保し、大規模改修による建物長寿命化を実施することとした。