電気機器などを製造・販売するジャパンディスプレイ(東京都港区)は、東浦工場をソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(熊本県菊陽町)に売却すると発表した。3月10日に譲渡契約を締結しており、4月1日付で引き渡す予定。譲渡額は非公表。土地・建物の帳簿価額は54億円。
東浦工場の所在地は愛知県東浦町緒川上舟木50。主に小型ディスプレイを生産していた。敷地面積は20万2000平方bで、クリーンルームを備えたF棟やC棟、水処理・電気設備に係るエネルギー棟などがある。ジャパンディスプレイは、4月以降も同工場内に拠点を置き、設計や試作・解析などを行っていく予定。
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングは、ソニーグループの中で半導体の設計や開発、生産などを担う。九州地方を中心に生産拠点がある。
提供:建通新聞社