常願寺川・神通川・庄川および小矢部川流域治水プロジェクト協議会の第4回会合が14日、北陸地方整備局富山河川国道事務所大会議室(テレビ会議併用)で開かれ、同プロジェクトで示された各機関の対策実施状況などを確認し、連携の促進や流域治水の推進・深化へ情報共有を図った。
議事では、流域治水プロジェクトの更新や同プロジェクトに基づく対策の実施状況、進捗・深化させる上での課題・問題点、多様な主体と協働・連携して実施する取り組みなどについて協議。流域治水プロジェクトを進捗・深化させる上での課題・問題点として、市民への周知が不十分だとし、関係省庁間の緊密な連携による新たな広報・普及活動の展開、自治体広報誌の活用などを進めるとした。
多様な主体と協働・連携して実施したい取り組みでは、国機関と沿川自治体、大規模開発事業者が協働し、河川・ダム事業に伴い発生する土砂を有効活用した浸水被害軽減につながる盛土・盤上げや、河川改修事業と地域活性化や企業誘致に資する計画との連携などが挙がっていた。