日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/03/15
【埼玉】戸田市 市内3駅周辺のウォーカブル化を推進、23年度からはまず北戸田駅の方針を検討
戸田駅は市内3駅周辺のウォーカブル化を推進する。街路や公園などの公共空間を活用して歩行者の利便性向上を図るとともに、市民が交流できる賑わいの場を創出する計画だ。2023年度からはまず、3駅のうち北戸田駅周辺に関する整備方針検討に入る。官民連携の協議会を設置し、同駅周辺の整備予想図を示す「将来ビジョン」を策定する見通しだ。
市内には北戸田駅・戸田駅・戸田公園駅の3駅が立地。3駅のうち、土地区画整理事業の進行に伴い人流が増えているほか、駅前広場整備により利便性が向上している北戸田駅からウォーカブル化の方針を検討する。市側としては夏には協議会を設置し、24年度までに将来ビジョンをまとめる流れを目指す。
ウォーカブル化の方向性に関しては「都市の魅力向上」「健康維持・増進」へ寄与する形を目指す。具体的な事業範囲や対象施設などは今後詳細を固める。まちづくりや公園整備などを通じた健康づくりの方向性を示す「スマートウェルネスシティ推進プラン」など、市で推進する別事業とも一部連携を図りつつ方針を検討する見込み。