日本工業経済新聞社(群馬)
2023/03/14
【群馬】川場村の2023年度当初予算
川場村(外山京太郎村長)は14日、2023年度当初予算を示した。小中一貫校建設工事には校舎増築工事費と既存校舎大規模改修工事費合わせ2億6411万5000円を計上。このほか、小中一貫校増改築事業として24年度の債務負担行為に限度額5億9194万7000円を設定した。総額8億5606万2000円で事業を進める。新拠点構想関連ではボイラー等設置工事費3億1000万円を確保した。
一般会計の総額は前年度比16・8%増の42億2955万5000円。普通建設事業費は15億8608万4000円で、前年度比43・6%の増となった。
小中一貫校は川場小学校(谷地2402)に川場中学校(谷地2494)を統合する形式で新たに誕生する。23年度は増築校舎の新築や既存校舎の大規模改修に着手。23年度当初予算に増築校舎新築工事費に2億6411万5000円、既存校舎の大規模改修工事費には1億3951万1000円を計上した。
増築校舎はW造2階建て、延べ床面積976uとなる。1階に職員室や校長室などを配置し、2階には普通教室を3室と多目的スペースを設ける。既存校舎の大規模改修については、外壁や屋根を対象に行うほか、普通教室を特別教室に改築する。
設計は福島建築設計事務所(前橋市)が進めている。
役場庁舎新築工事などを行う新拠点構想事業については、ボイラー等設置工事費の他、道路および駐車場整備工事費5755万9000円、トイレ棟建設工事費4700万円を盛り込んだ。
ボイラー等設置工事では木質のチップボイラーを1基設置する。道路および駐車場整備工事は、新庁舎の北側と南側にある砂利道のアスファルト舗装工事や新庁舎南側の敷地約1haを対象に造成工事を行う。
トイレ棟建設工事については、防災備蓄倉庫の上部にRC造のトイレ棟を整備する。床面積は約60u。
栄橋を対象とする橋梁補修設計委託料には1199万円を計上。橋梁全体を点検し、点検結果を踏まえ設計を行う。門前地内の同橋は桜川を跨ぐ橋長21・3m、全幅6・42mの2径間RC単純T桁橋で、重力式橋台2基と壁式小判型橋脚1基が設置されている。
このほか、県単林道改良事業工事費1100万円、小規模農村整備事業工事費2258万3000円などを計上している。