新潟市は、新潟駅周辺整備の2023年度当初予算事業内容(案)をまとめ、13日に行われた市議会環境建設常任委員会に示した。
それによると、新潟駅付近連続立体交差事業(鉄道高架化事業、L=2450メートル)は仮線路撤去工事や用地買収などを推進。幹線道路のうち、鉄道と交差する新潟駅西線(L=389メートル、W=22メートル)は支障移転詳細設計や用地買収など、出来島上木戸線(L=1210メートル、W=22―32メートル)は電線共同溝工事・支障物移設補償など、新潟駅東線(L=144メートル、W=5・5メートル)は支障移転設計と用地買収をそれぞれ促進。23年度から着手する明石紫竹山線(L=430メートル、W=16―20メートル)は東跨線橋撤去概略設計や道路予備設計を行う。
駅前広場整備では、南口広場関連整備事業として施設再配置検討、高架下交通広場は車道横断防止対策やベンチ設置工事など、万代広場は西側シェルター等建設工事や新潟駅駅舎と接続するペデストリアンデッキ整備、建物撤去補償などに取り組む。高架下駐輪場(東側約1000平方メートル、西側約700平方メートル)は(仮称)高架下東駐輪場整備に着手する。官民連携で計画を進めている新潟駅交通ターミナル(バスタ)整備に係る調査および設計を予定する。
当初予算案には幹線市道の整備に4億7611万7000円、国県道の整備に1億1000万円、連続立体交差事業に30億9800万円、駅前広場の整備に18億4085万3000円を計上。