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　桶川市は南小学校跡地の利活用方針検討へ向けて、２０２３年度に市民アンケートや企業ヒアリングなどの調査業務を行う。南小跡地は現在ことぶき広場として使用しているが、中心市街地の利便性向上や賑わい創出の観点から、新たな利活用を検討している。今後具体的な方針を固めるために、23年度はまず事業に必要となる基本的な事項を整理する考えだ。
　南小跡地は桶川駅東口周辺に位置。08年度に校舎の解体が完了し、跡地をことぶき広場として利用していた。さらなる跡地利活用を図り、12年度には市全体を対象とした市民アンケートや意見交換を実施。子育て支援施設整備や大規模小売店誘致などの意見が挙がったが、具体的な施設整備には着手していなかった。
　桶川駅東口整備事業の実施に伴い南小跡地周辺の基盤整備が進んだほか、東口駅前広場整備の全体像が固まったため、当初予算案で南小跡地利活用調査費３５０万円を計上。南小跡地（約８０００�u）、跡地周辺に立地する駅前子育て支援センター・自転車駐車場・循環バス停車場などを含めた利活用方針を具体化するため、23年度は検討に必要な材料を集める。
　調査業務では、南小跡地周辺の市民に対象を絞ったアンケートを実施。民間企業へのヒアリングを通じて跡地の民間需要を探る。同時に市で実施する他事業との連携を図り、南小跡地利活用事業を次のステップへ進めるために必要となる諸条件を整理する見通しだ。