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滋賀産業新聞
2023/03/14

【滋賀】彦根市 大黒川・大洞川の河川改良整備

 彦根市は、25年の国スポ大会に向け主会場となる彦根総合運動公園周辺の松原町地先の環境改善の一環として進めている、老朽化が著しく流下能力が低い付近の「大黒川」および「大洞川」の河川改良整備について、2月27日に開会した市議会に2河川合わせて2億1100万円の事業費を盛り込んだ23年度当初予算案を上程。事業費が順調に措置できれば、23年度はうち約2億円で大黒川のBOXカルバート工および開渠工事の工事2件と、うち約1100万円で大洞川の管理用通路整備工事1件―の計3件を発注したい考えだ。
 23年度当初予算案に計上し措置を図るのは、大黒川外河川改良事業費計2億1100万6千円。うち約2億円を予定延長計170bとなる大黒川の最終工区に充当し、先行して延長約50〜60b規模のBOXカルバート工の工事を順調にいけば23年度夏頃契約・10月頃現場着工をメドに発注し、次いで23年冬〜24年明け頃にも2件目の延長約100b規模の開渠工事を発注・着工したい考え。残り約1100万円の事業費は大洞川のこちらも最終工区に充当し、大黒川の2件の工事発注の合間に適宜、道路幅約2・5b、延長約200b規模のアスファルト舗装管理用道路の整備工事を1本で発注・着工し、約3ヵ月で完了させたい考え。
 計画では、老朽化が著しく流下能力が低い河川の改良を、国スポ大会主会場の西側を流れる「大黒川」と東側の「大洞川」で推進。「大黒川」は20年度に延長160bの一部護岸整備、21年度は延長130bの函渠工事(BOXカルバート工・幅4・7b×高さ90a)を発注・完了、22年度も同様の函渠工時(同)延長100bを発注した。
 同時期に進めている「大洞川」は、21年度に延長100b、22年度に延長200bの護岸整備工(管理用通路整備工)を発注済。23年度は最終工区を発注・施工し、25年の国体に向け順次推進していきたいとしている。
 なお、いずれの河川についても改修に係る設計は石居設計(彦根市)が担当した。

提供:滋賀産業新聞