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　滑川町（大塚信一町長）は２０２３年度当初予算案を公表した。一般会計総額は、前年度比６％増の69億３２００万円となる。宮前小学校（羽尾４８５７−１）校舎増築事業に２億２４５０万円を計上している。４月初旬にも設計・施工を一括して発注する方針。23年度内の工事完了、24年度からの供用開始を目指す。
　校舎増築は児童数増加に伴うもの。年度早々に発注の手続きを開始し、６月議会に契約議案を諮る構え。プロポーザルでの事業者募集も視野に入れている。秋ごろまでに設計をまとめ、10〜11月にも着工するのが目標。
　増築する校舎は、本校舎（ＲＣ造３階建て、延べ床面積３７７４�u）東側の旧仮設校舎跡地に建設する。Ｓ造２階建てを想定しており、普通教室４室と配膳室、各階トイレ、エレベーター１基を配置する計画。増築校舎と本校舎の接続には、旧仮設校舎と本校舎を結んでいた渡り廊下を活用する。
　現施設は本校舎と南側校舎（Ｓ造２階建て、延べ床面積７５６�u）で構成されており、２棟は渡り廊下で接続している。
　このほか一般会計では、庁舎等照明器具ＬＥＤ化工事２４８６万円などを盛り込んだ。
　水道事業会計は収益的支出が３億６７８７万４０００円、資本的支出は３億１５７７万５０００円となる。重要給水施設配水管路耐震化工事１億６１５８万２０００円などを計上した。下水道事業会計については収益的支出が５億９７１万円、資本的支出は２億１６４４万６０００円。
　企業・特別会計を合わせた予算総額は、前年度比５・９％増の１１４億７６８４万４０００円となった。