徳島県は「港湾等整備事業経営戦略(案)」をまとめた。臨海土地造成事業として行う徳島小松島港津田地区第2水面貯木場の埋め立て計画は、土地造成の期間を2023〜28年度、用地売却の期間を29〜31年度とし、23〜28年度で建設改良費42億円を投入することを明記した。
津田地区第2水面貯木場(徳島市津田海岸町地先)で実施する土地造成面積は約11・5f。同貯木場で埋め立てから造成までを施工する。
建設改良費(資本的支出)として23年度に5億1000万円、24年度に1億8000万円、25年度2億4500万円、26年度8億2500万円、27年度13億1500万円、28年度11億2500万円を投入する予定。造成後、29〜31年度の3年間は圧密・沈下期間とする。
造成後の用地売却面積は約6・6f。1平方b当たり売却予定単価の目安はおおむね3万円とし、売却予定代金を合計17億5000万円と試算。埋め立てる際、新たに土砂受入料を徴収して起債額を縮減する予定でおり、土砂受入料は約24・5億円と試算。これにより建設改良費のほぼ全てを賄う。
この他、県内港湾整備事業として行う県営上屋の建物や荷役機械、リーチスタッカー、ガントリークレーンなどの建設改良費として、23年度に3000万円、24年度に13億2000万円、25年度に1億2000万円を投じる。
経営戦略の計画期間は21年度〜31年度。
提供:建通新聞社